突然ですが、私はとある病気にかかっています。
ここでnoteをサボっていることがバレましたが、今は目を瞑ってほしいです。
noteに書いた通り、私は高校1年生の3学期から数か月間は全く学校に行けないままでした。
入院前は仕方なかったです。高熱が出ていましたし。この身体では学校のことなんて考えてる場合じゃなかった。
入院が決まったときはかなりショックでしたが(note参照)、問題はその後。
薬のせいで免疫が弱くなっており、外に出てはいけない状況。
ですが私の感覚だけでいえば元気なんですよ。まぁ体力は確実に落ちてますけれども。今から行けと言われたら喜んで学校に行けます。これが 自慢の技:空元気 というものか。
それなのにずっと家にいないといけないというこのもどかしさ。コロナ禍の自宅待機とはワケが違います。
学校に行きたいのに、学校に行けない。
この時ほど登校意欲が強い時はなかったと思います。
結局、登校できるようになったのは新学期が始まって少し後、4月下旬ごろです。ゴールデンウィークの始まる数日前でしたね。
行けるとはいえ、行動には制限が付いていました。
免疫が弱いことに変わりはないので、電車や自転車通学はせず親の送り迎えが必須。
そして最初のうちは午前中の授業だけで早退です。
できるだけ多くの時間を学校で友達と過ごしたかったので、親に無理言ってお弁当を作ってもらって昼休みが終わるまで学校にいたのを覚えています。わがまま聞いてくれて本当にありがとう。思い出してる私、今泣きかけです。
午前中授業ってだけであとは何も変わりない……そんなことはなく。
座学の授業はまぁ問題ないんですよ。問題なのは体育の授業です。
見学NGです。ドクターストップ。
というのも外にずっといたら砂埃とかが舞うから。体育館も埃が舞う。
ええ、教室で一人寂しく4STEPやってました。苦手教科の遅れを取り戻そうとしてましたよ。
鮎月さん、自他ともに認めるとんでもない運動音痴で、体育の時間もあまり好きではありませんでした。
だからこそ、友達と一緒に体を動かせることの喜びを、数学の教科書と睨めっこしていた当時初めて知りました。体育の時間って楽しかったんだな。
学校に行けなくなったことで、学校に行ける喜びと楽しさを体感しました。行けないのが本当に嫌で、辛かった。
だから、みんなより数週間遅れた新学期初日がとっても楽しくて。
友達と会って話せることがとっても嬉しくて。
ゴールデンウィークが早く終われって、連休明けて早く学校行きたいって、初めて思ったもん。
心の中ですっごいむずむずしてました。
「大切なものは失くなるまで気づかない」ってよく言われますけど、事実だったんですね。
体感で知りたくはなかったけど。